斎藤修の重賞ピックアップ

【10/22園田・兵庫クイーンカップ】牝馬同士なら実績上位シーアフェアリー

 シーアフェアリーは今回と同じ舞台の兵庫サマークイーン賞では9番人気という低評価ながら3コーナーで早め先頭に立つと、人気のラインカリーナを半馬身差で振り切って勝利。3着馬にはさらに7馬身差をつけた。その後も、秋桜賞3着で先着されたのは南関東からの遠征馬で、金沢に遠征したお松の方賞でも惜しい2着と好走。今回、牝馬同士で大混戦というメンバーにあってはこの馬の実績が際立つ。
 昨年2着だったカリブメーカーは、その後半年ほどの休養があり、兵庫サマークイーン賞では地元馬最先着の5着。名古屋の秋桜賞は10着だったが、地元に戻れば崩れることはなさそう。主戦の川原正一騎手が怪我で休養中のため、初騎乗となる吉村智洋騎手にも期待したい。
 5月の佐賀ヴィーナスカップは4頭の大接戦で、3着シーアフェアリーにクビ差4着だったのが地元佐賀のゴールドメファ。2年前に中央未勝利から転入して2着以内を外すことなくクラスを上げ、初めて連対を外したのが、重賞初挑戦だったその佐賀ヴィーナスカップ。今回は初遠征の重賞でどこまでやれるか。
 今年春に3歳牝馬の重賞を2勝しているニジイロ、重賞初挑戦ではあるものの中央2勝クラスから転入してまだ底を見せていないナナカマドカ、高知で牝馬の準重賞で好走しているエスケイエンジェル、今年の佐賀三冠馬トゥルスウィーらにもチャンスはありそう。
 ◎2シーアフェアリー
 ○3カリブメーカー
 ▲4ゴールドメファ
 △11ニジイロ
 △1ナナカマドカ
 △10エスケイエンジェル
 △12トゥルスウィー
 
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斎藤修の重賞ピックアップ
NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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