斎藤修の重賞ピックアップ

【10/24盛岡・OROオータムティアラ】牝馬同士ならゴールデンヒーラー

 ひまわり賞を圧勝したゴールデンヒーラーは、それを含めて重賞5勝は断然の成績。しかも牡馬相手のやまびこ賞を勝ち、不来方賞でも2着。再び牝馬同士の対戦なら負けられないところ。
 ひまわり賞は、ゴールデンヒーラーから10馬身差の2着がホワイトブライドで、さらに10馬身離れての3着にファイントリック。その序列は動かせそうもなく、その間に入ってくるのが、移籍を繰り返して各地の重賞を転戦しているビルボードクィーンとベニスビーチ。
 石川ダービーでは強風にあおられて惜しくも2着だったビルボードクィーンは、その後の着順はよくないが、2走前は園田の古馬B1特別で、前走は着順こそ6着だが牡馬相手に勝ち馬から4馬身半ほどの差ならむしろ好走といえる。馬券では1着という可能性も考えたい。
 ホワイトブライドはひまわり賞のあとのイーハトーブマイルが、その後不来方賞を圧勝するマツリダスティールの2着で、前走古馬A三組特別完勝なら、ひまわり賞のときより力をつけているといえそう。
 ベニスビーチは、あやめ賞でゴールデンヒーラーの2着があり、金沢のMRO金賞では、菊水賞(園田)を勝ったシェナキングにクビ差2着。そしてサラブレッド大賞典を制した。ダービーグランプリ(10着)度外視ならここでも上位争い。
 ひまわり賞3着だったファイントリックも、前走古馬A二組特別で接戦の3着なら上昇期待だ。
 ◎8ゴールデンヒーラー
 ○6ビルボードクィーン
 ▲4ホワイトブライド
 △5ベニスビーチ
 △1ファイントリック
 
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斎藤修の重賞ピックアップ
NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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