斎藤修の重賞ピックアップ

【10/24佐賀オータムスプリント】格上頂点もチェキラに期待

 吉野ヶ里記念でまさかの着外となったノーフィアーの評価がカギとなる。それ以前の能力を発揮できれば実力断然は間違いないが、夏は暑さがこたえたらしく、3カ月ぶりの実戦ということでは不安があり、やはり本命とするのは難しい。
 ここは大井B級から転入して7戦連続連対というチェキラに期待してみる。たしかに今回は格上挑戦の重賞初挑戦だが、ここ2戦の1400メートル戦が良馬場で1分29秒台というのは優秀。しかも逃げて他馬に厳しくマークされながらも粘り込むレースぶりも評価できる。どれかに負けるにしても差をつけられることはないと思う。
 ハッピーハッピーは、中央馬相手のサマーチャンピオンを度外視すれば、6月以降の近4走で3着以内と好走。しかも吉野ヶ里記念は昨年が2着で今年が3着。地元同士の重賞なら安定して上位が期待できる。
 ここのところ急に気温が下がり、ノーフィアーは体調万全とはいわないまでも、八割程度戻っていれば再び圧勝という可能性もありそうだが、さてどうだろう。
 このレース連覇がかかるのがフォークローバー。ただ今年7月に復帰して以降の成績がいまひとつ。前走周防灘特別でハッピーハッピーに先着する2着で復調と見るかどうか。
 昨年霧島賞を制して、今年春に転入したテイエムノサッタだが、A級特別では入着が精一杯。前走2着も900メートル戦では評価は難しい。連下争いにからめるかどうか。
 ◎5チェキラ
 ○4ハッピーハッピー
 ▲9ノーフィアー
 △10フォークローバー
 △3テイエムノサッタ
 
 佐賀オータムスプリントの出走表はこちら

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NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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