斎藤修の重賞ピックアップ

【2/15名古屋・スプリングカップ】重賞連勝狙うアップテンペスト

 岩手から名古屋に移籍しても重賞では勝ちきれなかったアップテンペストだが、前走梅桜賞ではスタートから気合を入れてハナをとると、道中かかり気味のところもあったが、楽な手ごたえのまま3コーナーから後続との差を広げ、直線独走。ゴールドウィング賞を制したドミニクに8馬身差をつける圧勝で重賞初制覇。ここにきての充実ぶりがうかがえる。
 怖い存在が大井から遠征のヴァンダルジャン。デビューした門別では未勝利戦を勝ったのみで、ここまで南関東では勝ち星がないが、それでもきわどい3着はあり、このメンバーなら通用してもおかしくない。デビュー戦こそ1100mだったが、その後は1500?1800mを使われてきているという距離適性にも期待だ。
 イイネイイネイイネは、笠松1600mのジュニアキングを1番人気で快勝し、新春ペガサスカップでは2着アップテンペストに1馬身半差で3着。展開ひとつで逆転はありそう。
 金沢の2歳重賞で3、2、3着だったスターフジサンは名古屋に移籍しての初戦。金沢ヤングチャンピオンの勝ち馬エムティアンジェが、笠松に遠征してラブミーチャン記念、ライデンリーダー記念をともに完勝という器だけに、スターフジサンにも上位争いの期待はできる。
 園田ジュニアカップ3着のベルレフォーン、距離延長は微妙だが前走の特別戦で2着好走のプライムデュークらも上位を狙える。
 ◎12アップテンペスト
 ○1ヴァンダルジャン
 ▲11イイネイイネイイネ
 △4スターフジサン
 △9ベルレフォーン
 △8プライムデューク
 
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NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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