斎藤修の重賞ピックアップ

【3/6佐賀・飛燕賞】この距離ならムーンオブザクイン

 九州ジュニアチャンピオンを制したムーンオブザクインだが、年が明けての佐賀若駒賞、花吹雪賞ではともに差のある敗戦。しかしながら1400メートルに距離短縮となった前走ウインタースター特選では好位から3コーナーで先頭に立つと後続を寄せ付けず圧勝。中距離では世代の上位クラス相手となると厳しいが、舞台が1400メートルなら再度タイトル奪取のチャンスだ。
 ザビッグレディーは、年明けの佐賀若駒賞を勝ち、花吹雪賞2着、さらに前走1750メートルの竜門峡特選でも接戦を制するなど、年が明けて急上昇。九州ジュニアチャンピオンではムーンオブザクインの7着に敗れていて、それ以来久々の1400メートルとなるが、力をつけた今なら逆転の可能性も。
 マーミンラブは、門別デビューで船橋を経由しての初戦となったウインタースター特選がムーンオブザクインの3着。門別でも船橋でも短距離を中心に使われており、転入2戦目での上積みに期待だ。
 ブルーデイジーは1400メートルの九州ジュニアチャンピオン、1800メートルの花吹雪賞ともに3着だが、実績からは中距離よりこの距離に向いていそう。
 ムーンパスゴールドは、ウインタースター特選がムーンオブザクインの2着で、続く前走1300メートルのポーラスター特選では中団からまくって差し切った。それが昨年6月以来の2勝目。この馬もこの距離でこそといえそう。
 ハイスペックは前走ポーラスター特選では、勝ったムーンパスゴールドにクビ、ハナという接戦で3着だったが、スタートでの出遅れからよく盛り返した。ここは見直す手はある。
 ◎6ムーンオブザクイン
 ○8ザビッグレディー
 ▲5マーミンラブ
 △10ブルーデイジー
 △3ムーンパスゴールド
 △4ハイスペック
 
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NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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