斎藤修の重賞ピックアップ

【4/17水沢・あやめ賞】牝馬同士ならボサノヴァ

 ボサノヴァは2歳時金沢の重賞で3戦して1勝2着2回。笠松に遠征したライデンリーダー記念でも3着に好走した。そして岩手転入初戦は3カ月ぶりの3歳初戦にもかかわらず、後続を引き付けての逃げから直線ほとんど追うところなく突き放した。牝馬同士のここでは力が抜けていると見る。
 2歳時門別から転入後、ビギナーズカップ、若駒賞を連勝して、牡馬も含めて世代ナンバーワンの評価だったのがカクテルライト。ところが南部駒賞で北海道勢相手に大差の4着に負けて以降の成績がいまひとつ。3歳初戦として臨むここで復活なるかどうか。
 ボサノヴァの転入初戦で4馬身差の2着だったのがマルルットゥ。その後スプリングカップは5着だが牝馬では最先着。2歳時の重賞では4着が最高という成績だったが、冬休みが明けて力をつけた。牝馬同士なら上位が狙える。
 アテナは、門別で未勝利戦を勝ち、南関東でも川崎で1勝。転入初戦となった3歳B2戦を勝った。今回は相手強化であらためて真価が問われる一戦。
 グラフィアスレディは、冬休み明け後の2戦がマルルットゥとの対戦で1勝1敗。能力的に差はなさそう。
 ライラックベルンは冬休み明け後の3歳B1で3戦すべて3着以内だが、今回は一気の相手強化でどうか。
 ◎9ボサノヴァ
 ○3カクテルライト
 ▲2マルルットゥ
 △6アテナ
 △10グラフィアスレディ
 △12ライラックベルン
 
 あやめ賞の出走表はこちら

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NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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