斎藤修の重賞ピックアップ

【5/1水沢・ダイヤモンドカップ】2連勝で充実のコイビトサンタ

 ここに来て2連勝と充実を見せているコイビトサンタに期待する。2走前がスタートで後手を踏みながらもハナをとって直線突き放しての圧勝。続く前走は好位のうしろで馬群に揉まれてどうかと思ったが、直線で力強く抜け出した。その勝ちタイム1分43秒5(稍重)は、馬場状態の違いこそあれ、スプリングカップ(良)のクロールキックの勝ちタイムよりコンマ1秒速かった。またこのレースが水沢1600mとなって今年で3年目で、昨年こそ不良馬場で速い決着だったが、2年前、3年前は良馬場で1分44秒台。コイビトサンタには3連勝で重賞初制覇の期待だ。
 スプリングカップを勝ったクロールキックが回避となれば、そこで見せ場たっぷりの2着だったグットクレンジングにもチャンスは十分。それが大井以来2カ月ぶりとなる水沢初戦だったことを考えれば、前走以上の走りも期待できそう。
 サンエイブレーヴは、2歳時に若駒賞3着、知床賞3着、そして寒菊賞ではクロールキックの2着と重賞では勝ちきれなかったものの、そこで先着された馬たちは今回不在。スプリングカップでもやや差のある4着だったが、2歳時の有力馬が多数不在となったここは巻き返しがかかる一戦。
 フォルエルドラドは、門別未勝利からの転入だが、岩手ではここまで7戦して3着以内が6回と安定した成績でクラスを上げてきた。前走がコイビトサンタにコンマ5秒差3着なら、ここでも連下争いに加われる。
 門別→兵庫→岩手と移籍してきたエイシンリュージュは、ここまで13戦して1勝だが、2着はなんと8回。相手関係に関わらず好走が期待できる。
 ◎9コイビトサンタ
 ○7グットクレンジング
 ▲3サンエイブレーヴ
 △4フォルエルドラド
 △6エイシンリュージュ
 
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NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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