斎藤修の重賞ピックアップ

【5/4名古屋・駿蹄賞】東海地区同士ならアップテンペスト

 東海地区では以前から3歳前半までの時期は牝馬の活躍が目立ち、今回も出走12頭のうち半数の6頭が牝馬。なかでもアップテンペストは、梅桜賞からスプリングカップを連勝。前走東海クイーンカップは、浦和から遠征の逃げ馬を2番手で追って早々と苦しくなってしまった。東海地区限定の同世代同士なら、スピードも能力も一枚抜けている。
 笠松のイイネイイネイイネは年明け重賞を3戦、新春ペガサスカップこそ差のある3着だったが、スプリングカップ、新緑賞はともに1馬身差2着。1800メートルのスプリングカップではアップテンペストに1馬身差で食い下がっており、さらなる距離延長のここなら逆転の可能性も。
 新春ペガサスカップでアップテンペストに7馬身差をつけて逃げ切ったのがレイジーウォリアー。東海クイーンカップではアップテンペストを前に見る位置を進み、3?4コーナーで一旦は逃げ馬をとらえにいっての4着。展開次第で再び浮上のシーンも。
 2歳時にゴールドウィング賞を制した笠松のドミニクは、東海クイーンカップではレイジーウォリアーに次ぐ5着。前が競り合って末脚を生かせる展開になれば、上位馬をまとめて負かす可能性もある。
 スプリングカップ3着で中京ペガスターカップを制したプライムデューク、3歳の一般戦で3連勝のあと新緑賞でイイネイイネイイネに半馬身差の3着だったコスモナビゲーターらも上位を狙える。
 ◎3アップテンペスト
 ○4イイネイイネイイネ
 ▲6レイジーウォリアー
 △5ドミニク
 △7プライムデューク
 △2コスモナビゲーター
 
 駿蹄賞の出走表はこちら

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NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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