斎藤修の重賞ピックアップ

【5/4金沢・徽軫(ことじ)賞】実績断然ベニスビーチ

 4月24日のスプリングカップから中9日での出走が4頭。その中で最先着の3着だったのがベニスビーチ。冬期間の笠松移籍では、東海ゴールドカップ2着、ウインター争覇2着など、東海地区の牡馬一線級相手の好走は、金沢スプリングカップで断然人気に支持され2着だったハクサンアマゾネスが不在となっての牝馬同士では断然の実績だ。
 相手筆頭はネオアマゾネス。金沢スプリングカップでは、牝馬ではベニスビーチに次ぐ5着。昨年のこのレースではハクサンアマゾネスに3馬身差をつけて逃げ切っており、連覇の期待がかかる。冬期間も休みなく高知のオープンクラスを使われてきたアドバンテージもある。
 ナーラックは中央1勝クラスから転入。徐々に調子を上げ、4戦目となった前走A2二組特別戦での初勝利が、2着に6馬身差をつける圧勝。牝馬同士なら通用する可能性はある。
 デビルスダンサーは、昨年秋のお松の方賞が地元馬最先着の3着で、ネオアマゾネス(4着)に先着。また読売レディス杯も3着だが、先着された2頭は今回不在。この馬も牝馬同士なら能力上位。
 ジェネラルエリアは一昨年のお松の方賞でハクサンアマゾネスの2着。昨年9月以来勝ち星から遠ざかっているが、まだ5歳だけに復活を期待したいところ
 ◎4ベニスビーチ
 ○1ネオアマゾネス
 ▲10ナーラック
 △2デビルスダンサー
 △9ジェネラルエリア
 
 徽軫賞の出走表はこちら

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NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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