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【5/5園田・兵庫大賞典】地元同士なら負けられないジンギ

 名古屋大賞典JpnIIIでは果敢に逃げて3着に健闘したジンギ。とはいえ関係者は当然勝つつもりで臨んでいただろうから、3着は残念という気持ちのほうが大きかったかもしれない。あまり間隔を詰めて使うことはせず、ここから帝王賞JpnIを目指すという。2020年姫山菊花賞でエイシンニシパの2着に負けて以降、地元同士では先着されておらず、このレース連覇の期待は大きい。
 昨年は2着がエイシンニシパで橋本忠明厩舎のワンツーだったが、その間に割って入ろうかというのがシェダル。中央オープンから転入して5戦4勝。名古屋に遠征した梅見月杯では差のある3着に敗れたが、その後は再び園田で連勝。特に前走1870メートル戦では他馬より2キロ重い58キロを背負って、接戦の2着争いに楽々と7馬身差をつける圧勝。そのゴールで実況の三宅アナが「待ってろ、ジンギ!」と言ったとおり、ここでジンギとどんな勝負になるか注目だ。
 エイシンニシパは、この兵庫大賞典は昨年まで4年連続で出走して3、1、3、2着。正月の新春賞では4年連続勝利で5勝目、佐賀のはがくれ大賞典でも2年連続4勝目を挙げたように、9歳でも衰えはない。
 この3頭の争いに、新春賞でエイシンニシパにクビ差2着だったエイシンガネーシャ、白鷺賞でジンギの2着だったアワジノサクラ、古馬重賞初挑戦のエイシンダンシャクらに食い込む余地があるかどうか。
 ◎8ジンギ
 ○10シェダル
 ▲6エイシンニシパ
 △2エイシンガネーシャ
 △9アワジノサクラ
 △7エイシンダンシャク
 
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NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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