斎藤修の重賞ピックアップ

【6/16笠松・飛山濃水杯】底を見せていないゼットパール

 重賞勝ち馬がニホンピロヘンソンだけというメンバーで、兵庫から遠征の2頭が強そう。
 ゼットパールは2019年に中央から兵庫に移籍し、B級から徐々にクラスを上げるなかで1400メートルを中心に使われ18戦13勝、2着2回。A級特別でも連勝し、中央1勝クラスとの条件交流でも2着のあとの前走で勝利。兵庫のトップクラスとはいえないものの、底を見せていない。重賞初挑戦でもこのメンバーならチャンスだ。
 もう1頭、兵庫のマリターは、一昨年10月の兵庫ゴールドカップで3着。その後は1年以上の休養があって、勝ちきれないながらA級特別を7戦して2着3回、3着3回。その中にはゼットパールの2着もあったが、3馬身半差。環境が変わって逆転まであるかどうか。
 地元期待は、やはり今年1月の白銀争覇を制しているニホンピロヘンソン。前走東海クラウンを勝ったが、クビ、クビ差の辛勝。しかしながらその前の2戦で大敗しているのが気になるところ。
 その東海クラウンで2、3着だったインシュラー、トロピカルストームも能力的に差はなく、これら地元笠松勢が、兵庫の2頭に割って入れるかどうか。
 ◎1ゼットパール
 ○5マリター
 ▲10ニホンピロヘンソン
 △6インシュラー
 △9トロピカルストーム
 
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NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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