斎藤修の重賞ピックアップ

【7/14笠松・サマーカップ】実績断然兵庫のサンロアノーク

 一昨年、昨年は実施されず、2015年から19年まで5年連続で兵庫所属馬が勝っているように、今年も兵庫勢が強そう。なかでもサンロアノークの実績が断然。南関東オープンでも勝ち負けの実績があり、兵庫移籍後も、兵庫ウインターカップ3着、東海桜花賞2着で先着されたのは南関東の重賞実績馬。前走かきつばた記念JpnIIIはイグナイターの強さが際立ったが、サンロアノークも中央勢の間に割って入る5着で、イグナイターとはコンマ8秒差。重賞初制覇のチャンスが巡ってきた。
 名古屋のソランは中央2勝クラスからの移籍初戦となった青葉特別が早め先頭から後続を寄せ付けずの完勝。続く前走飛島特別では、逃げて直線まで先頭も力尽きて3着だったが、勝ったセイオーキッドは青葉特別で4馬身差をつけて2着に負かしていた。移籍初戦、青葉特別のレースぶりが本来の走りであれば、まだまだ上を狙えそう。
 兵庫からもう1頭遠征はペリステライト。ここ1年ほどA1特別でたびたび上位争いしており、その能力ならサンロアノークとのワンツーもおおいにありそう。ただ好走の多くは1230メートル戦で、今回1400メートルでその能力が発揮できるかどうか。
 地元勢では飛山濃水杯で2、3着のインシュラー、ニホンピロヘンソンに期待だが、今年1月に白銀争覇を制しているニホンピロヘンソンを上にとった。
 金沢のファストフラッシュは4月の金沢スプリングカップ連覇を果たし、百万石賞でも2年連続2着と好走。ただ1400メートルとなると、昨年の金沢スプリントカップ(3着)以来約1年ぶり。昨年1月の白銀争覇できわどい2着好走があるので、こなせないわけではないが、今回はいかにも相手が強そう。
 ◎8サンロアノーク
 ○5ソラン
 ▲1ペリステライト
 △7ニホンピロヘンソン
 △9インシュラー
 △12ファストフラッシュ
 
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NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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