斎藤修の重賞ピックアップ

【7/26金沢スプリントカップ】中央オープンの実績メイショウワザシ

 大井のメイショウワザシは中央オープンから移籍して3戦、いずれも勝ち馬からはやや離されてという結果だが、前走マイルグランプリトライアルで好位を進んでの4着は、重賞常連の対戦相手を考えれば評価できる内容。デビュー以来ダートのマイル以上を使われてきて1400メートルは初めてになるが、コーナーを4つ回るコースなら途中で息の入る流れになるだけに対応可能とみる。
 兵庫のハナブサは、昨年9月、園田1400メートルの園田チャレンジカップが勝ち馬から0秒5差の4着、今年2月には姫路1400メートルの兵庫ウインターカップで勝ち馬から0秒7差の5着。さらにここ3戦連続連対と調子を上げており、重賞勝ち馬が1頭もいないというメンバーなら初タイトルのチャンスといえそう。
 大井のテルペリオンは休養明けの今年4戦がいずれも二桁着順だが、南関東の実績馬を相手に2秒前後の差。この距離の経験は少ないが、昨年秋、園田1230メートルの兵庫ゴールドカップで5着という経験があるだけに、こなせない条件ではない。
 地元勢では、佐賀から転入初戦の1500メートル戦で他馬にからまれながらも逃げ切ったブルベアパンサーが有力筆頭。トライアルを勝って臨む10歳馬トウショウデュエル、距離がどうかだが兵庫から転入後7戦して6連対のブラックアピスらが一角に食い込めるかどうか。
 ◎8メイショウワザシ
 ○7ハナブサ
 ▲3テルペリオン
 △4ブルベアパンサー
 △5トウショウデュエル
 △6ブラックアピス
 
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NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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