斎藤修の重賞ピックアップ

【9/11盛岡・青藍賞】牡馬相手でもゴールデンヒーラー

 岩手所属馬にとっては、1カ月後に行われるマイルチャンピオンシップ南部杯JpnIへ向けての一戦。しかしながら8頭立ての少頭数で、重賞勝ち馬が牝馬のゴールデンヒーラーと、マイネルアストリアの2頭だけというちょっと寂しいメンバー。
 金沢の読売レディス杯に遠征して3着だったゴールデンヒーラーは、牝馬同士のビューチフルドリーマーカップではなく牡馬相手のここを狙ってきた。もともと今シーズンはシアンモア記念3着、みちのく大賞典2着と、牡馬一線級相手に互角のレースをしており、そのときよりも相手が楽になったここはチャンス大といえそう。
 セイヴァリアントは、今年春に南関東A2以下の特別で2着3着の好走があり、転入後はA級一組戦やすずらん賞の盛岡マイル戦を3戦して2勝、2着1回。いよいよここで重賞タイトルを狙う。
 中央3勝クラスから今シーズン転入したマイネルアストリアは、初戦の赤松杯ではヴァケーションをクビ差でしりぞけて勝利。さらにあすなろ賞と、ここまで重賞2勝。とはいえシアンモア記念、みちのく大賞典ではゴールデンヒーラーに先着されているだけに、逆転まではどうか。
 ここまで3頭の争いとなりそうで、あとは連下候補。すずらん賞でセイヴァリアントからやや差のある3着だったバスカヴィル、前走盛岡1600メートルのA級二組戦で接戦の1、2着だったホワイトパス、ゼットセントラルなど。
 ◎1ゴールデンヒーラー
 ○8セイヴァリアント
 ▲7マイネルアストリア
 △6バスカヴィル
 △5ゼットセントラル
 △2ホワイトパス
 
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NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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