斎藤修の重賞ピックアップ

【9/25ばんえい・銀河賞】トップハンデでもオーシャンウイナー

 イレネー記念、ばんえいダービーと、2歳・3歳シーズンの定量三冠目を勝ってきたオーシャンウイナーが、サクラヒメ不在となったここでは強そうだ。今回トップハンデ740キロは、牝馬アバシリサクラの690キロと最大50キロ差があるが、そのハンデ差は柏林賞で克服している。古馬オープン格付けでは4着が最高だが、それでも一線級相手に10秒程度の差なら、同世代同士のここでは能力上位。柏林賞に続く4歳シーズン二冠制覇が期待できそう。
 ミソギホマレは強敵不在となった山鳩賞では1番人気の支持にこたえて勝利。柏林賞ではオーシャンウイナーと50キロ差で3着だったのが、今回は30キロ差。しかし柏林賞後の3連勝で確実に力をつけた。
 コウシュハハリアーは柏林賞ではオーシャンウイナーと30キロ差で5着で、今回もそのときと同じ30キロ差だが、山鳩賞3着を含むここ4戦の好調ぶりから、現在の格付け以上に力をつけた。
 世代限定重賞では、近走の成績がイマイチでも過去に重賞好走歴がある馬が好走することがよくある。翔雲賞2着に柏林賞2着のマサタカラは人気の一角になりそうだが、ヤングチャンピオンシップを制したアルジャンノオー、イレネー記念やばんえいダービーなど重賞で2着が5回もあるネオキングダムらは人気がなくても押さえておきたい。
 ◎1オーシャンウイナー
 ○3ミソギホマレ
 ▲9コウシュハハリアー
 △2マサタカラ
 △4アルジャンノオー
 △7ネオキングダム
 
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NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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