斎藤修の重賞ピックアップ

【10/30ばんえい・北見記念】いよいよメジロゴーリキの季節

 シーズン前半は調子が上がらなかったメジロゴーリキだが、ばんえいグランプリ2着、岩見沢記念3着は、ともに勝ち馬とわずかの差。やはりシーズン後半の高重量戦で実力を発揮してきた。今回は最強クラスの1頭、メムロボブサップが回避となり、アオノブラックより10キロ軽いとなれば不動の中心だ。ただ土曜未明に雨が降ったようで、その水分が日曜日まで残って馬場が軽くなるようだとやや割り引く必要はあるかもしれない。
 一方、アオノブラックは岩見沢記念で1番人気に支持されたものの、まさかの馬券圏外の5着。雨のスピード馬場が災いしたか、障害で遅れたのが致命的だった。今回は一開催休んで立て直してきたはず。トップハンデだが最大20キロ差ならそれほど苦にはならない。
 今シーズンまったくの不調だったキタノユウジロウだが、2走前の勝利でようやく復調気配。昨年のばんえい記念2着、今年の帯広記念勝利と、この馬も高重量戦での期待。ここはシーズン終盤へ向けての試金石となりそう。850キロの重量も有利だ。
 重賞タイトルが2歳時のナナカマド賞だけで8歳を迎えたゴールデンフウジンだが、ここに来て調子を上げてきた。今シーズンは重賞初挑戦だが、今年の帯広記念で勝ったキタノユウジロウから8.0秒差の4着という経験から高重量戦でも好走が期待できそう。
 雨の軽馬場を利して岩見沢記念を障害先頭から逃げ切ったインビクタだが、今回アオノブラックと同じトップハンデ870キロでどこまで。
 今シーズン重賞タイトルには手が届いていないものの、完全復調といえるミノルシャープは、後半の高重量戦はやや疑問。馬場が軽くなったときに連下まで。
 ◎4メジロゴーリキ
 ○3アオノブラック
 ▲2キタノユウジロウ
 △7ゴールデンフウジン
 △10インビクタ
 △5ミノルシャープ
 
 北見記念の出走表はこちら

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斎藤修の重賞ピックアップ
NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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