斎藤修の重賞ピックアップ

【1/22佐賀・花吹雪賞】牝馬同士ならあらためて2強対決

 遠征馬は高知から1頭だけ。1800メートルが舞台で牝馬限定となれば、佐賀若駒賞でクビ差の接戦を演じたミヤノウッドリー、イチノコマチの一騎打ちとなりそう。
 その2頭はここ3戦、直接対決していて、カペラ賞、フォーマルハウト賞はイチノコマチが先着し、佐賀若駒賞はミヤノウッドリーが勝った。フォーマルハウト賞は出入りの激しい展開に加え、1、2着の兵庫の馬が強かったことを考えれば参考外。カペラ賞、佐賀若駒賞は、ともに逃げるモーモーレッドをミヤノウッドリーがぴたりとマークしていく展開で、カペラ賞では勝ったネオシエルに早めにこられてミヤノウッドリーは苦しくなってしまった。佐賀若駒賞は、ミヤノウッドリーの直後でイチノコマチがマークしていたが、最後はとらえきれず。展開的に厳しいレースをしているのはミヤノウッドリーのほうで、能力は上と見る。
 高知のパパノオウマサンは、デビューからの8戦がすべて3着以内と安定した成績を残していたが、重賞では能力の壁を感じさせる結果。ただ今の高知のレベルを考えると、2強以外とは勝負になりそう。あとは初めての1800メートルがどうか。
 キタカラキタオペラは岩手から転入しての2戦が3、2着と好走したが、今回は一気の相手強化。ただこの2戦のレースぶりから、距離さえこなせば上位食い込みもありそう。
 モーモーレッドはマイペースの逃げに持ち込めれば粘り込む能力はありそうだが、今回もミヤノウッドリーがそんなに楽な競馬はさせてくれないだろう。
 門別から転入したレインボーグレースはここまで勝ち星がないが、2着・3着が各4回。距離経験は、門別では1000メートルのみ、佐賀では1400メートルを3戦したのみで、今回は一気に距離延長となるが、いままで使われていなかっただけで、初めての距離でもこなしてしまう可能性はある。
 ◎2ミヤノウッドリー
 ○9イチノコマチ
 ▲3パパノオウマサン
 △6キタカラキタオペラ
 △5モーモーレッド
 △7レインボーグレース
 
 花吹雪賞の出走表はこちら

この予想印で投票
斎藤修の重賞ピックアップ
NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
この記事をシェアする

他の予想ブログ

地方競馬ブログTOP