斎藤修の重賞ピックアップ

【1/17名古屋・新春ペガサスカップ】転入2戦目リストンに期待

 門別2歳オープン勝ちの実績で転入してきたのがリストン。その初戦は、北海道時代も主戦だった阪野学騎手が期間限定騎乗ということで引き続きの手綱で、2番手から楽な手応えのまま3コーナー手前で先頭に立つと、後続をまったく寄せ付けずの楽勝。セブンカラーズ不在の世代ナンバー2を争うメンバーなら通用する。
 そのセブンカラーズに苦杯をなめさせられてきたエムエスドン。ゴールドウィング賞は4着だったが、その後は2歳ながら古馬格付に編入され、B2特別で3/4馬身+ハナ差で3着は評価できる内容。初笠松のライデンリーダー記念は接戦での勝利だったが、今回はほかに重賞勝ち馬がなく、ゴールドウィング賞で先着された馬たちもいないというメンバーなら重賞連勝も期待できそう。
 ブレイブゾロは門別未勝利から転入して2戦目、3戦目の1500メートル戦が、先頭で直線を向いてばったりという内容だったが、その後は逃げ切りで2連勝。前走で2着に4馬身差をつける圧勝の勝ちタイムが1分36秒7で、今回のメンバーで名古屋1500メートルで1分36秒台の持ちタイムがあるのはエムエスドンとこの馬だけ。ここに来て急激に力をつけた。
 中央2戦惨敗で転入したビットコインは、名古屋、笠松での連勝が、いずれも一方的な内容。ただ前走笠松1400メートル戦が、最後は流すようなゴールだったとはいえ勝ちタイムの1分31秒8は、ライデンリーダー記念の勝ちタイムより1秒6遅いもの。勝ち負けまではさらなる上積みが必要。
 ライデンリーダー記念でエムエスドンにアタマ+アタマ差という接戦の3着だったメイクストーム、同4着のイグアスワークらは連下争いなら。
 ◎3リストン
 ○2エムエスドン
 ▲9ブレイブゾロ
 △11ビットコイン
 △10メイクストーム
 △12イグアスワーク
 
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NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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