斎藤修の重賞ピックアップ

【3/14高知・黒船賞JpnIII】7歳ヘリオスに重賞初制覇の期待

 昨年は中央・地方のダートグレードで2着4回、3着1回と勝ちきれなかったヘリオスだが、後半は南部杯、JBCスプリントと、JpnIの強敵相手でも際どいレースをして充実ぶりを見せた。今年のフェブラリーステークスGIも着順こそ7着だが勝ち馬から1秒差。昨年のこのレースではイグナイターの2着だったが、前述南部杯、JBCスプリントではイグナイターに先着しており、今回、重賞未勝利ゆえ別定増量なしの56kgなら、重賞初制覇のチャンスといえそう。
 シャマルは重賞初制覇となった昨年の東京スプリント以降、馬券を外したのはチャンピオンズCだけ。それも5着でコンマ6秒差なら、むしろ評価できる内容。高知は初めてだが地方の小回りコースでも結果を残しており、別定57kgならあっさりという場面もありそう。
 オープン特別連勝のケイアイドリーも能力的に差はなさそうで、地方の小回りコースと時計のかかるダートがこなせるかどうか。
 ラプタスは前走兵庫ゴールドトロフィーJpnIIIでは59kgを背負って復活ともいえる勝利。今回は別定57kgだけに、3年ぶりの黒船賞制覇もおおいにありそう。
 イグナイターは押し出される形で△まで。今回は別定1kg増の57kgを背負って、このメンバーに入ってどうか。
 サクセスエナジーは、58kgは楽ではないが、59kgを背負っても好走歴があり軽視はできない。
 ◎11ヘリオス
 ○4シャマル
 ▲10ケイアイドリー
 △2ラプタス
 △9イグナイター
 △8サクセスエナジー
 
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NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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