斎藤修の重賞ピックアップ

【4/9金沢競馬移転50周年記念】転入2戦目ソーラーフレアに期待

 新設というか、そのレース名からおそらく今年限りの重賞。
 金沢生え抜きでここまで重賞14勝のハクサンアマゾネスだが、昨年最後の中日杯では直線ヴェノムとの追い比べに屈して2着。さらに冬休み明けの初戦は仕上がり途上だったか、ゴール前なんとか2着を確保というレースぶり。現役最強と思われたハクサンアマゾネスに、ここでまたも強敵が現れた。
 中央3勝から転入してきたソーラーフレアだ。その初戦は後方から徐々に位置取りを上げ、勝負どころの3コーナー過ぎで一気にまくり切ると、直線後続を置き去りにして8馬身差をつけた。中央での3勝はいずれも芝のレースで、3勝クラスでダートに転向したがダートでは勝利に至らず。ただ前走1900メートル戦の勝ち方ならハクサンアマゾネスが相手でも勝負になりそう。
 昨年3歳時はわずか3戦のみで特別戦を2勝のエムティアンジェは、冬休み明けの初戦では4コーナーで先頭に立って直線を向いたが、ハクサンアマゾネスにもとらえられクビ差の3着。2歳時以来の重賞制覇を狙う。
 一昨年の徽軫(ことじ)賞でハクサンアマゾネスを負かした経験がある、意外性のネオアマゾネスも上位食い込みはありそう。
 ◎3ソーラーフレア
 ○6ハクサンアマゾネス
 ▲5エムティアンジェ
 △2ネオアマゾネス
 
 金沢競馬移転50周年記念の出走表はこちら

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NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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