斎藤修の重賞ピックアップ

【5/21盛岡・あすなろ賞】シアンモア記念の雪辱グローリーグローリ

 中央オープンから転入し、赤松杯まで2連勝としたグローリーグローリだったが、期待されたシアンモア記念では5着。中団馬群の中を進んで3コーナーあたりから鞍上の手が動いていた。ゴール前では脚色が一緒になってしまったが、2着スズカゴウケツとはクビ、クビ、クビという差だけにそれほど負けたわけではない。中央時の実績から距離延長は課題となるが、シアンモア記念より相手が楽になって、ここはあらためての期待。
 ゼットセントラルは冬休みを挟んで栗駒賞まで5戦連続で3着以内。1800メートルは昨年転入3戦目にB1で2着があっただけだが、距離をこなせば能力は高い。
 シアンモア記念で8番人気ながら接戦の2着争いを制したのがスズカゴウケツ。転入初戦の赤松杯は6着だっただけに人気を落としていたが、内の好位を追走して最後までしっかり脚を使った。1800メートルは中央時代にも盛岡でも勝ち星があるだけに、この距離でさらにという可能性もある。
 ジェイケイブラックは、昨年水沢1900メートルで行われたこのレースで3着。秋には北上川大賞典を制するなど、水沢コースより盛岡コースに実績があるだけに昨年以上の結果も望めそう。
 中央オープンから転入初戦となるとゴールドギアは、初めてのダートでどうか。
 ブローヴェイスは冬休み明けのA一組戦での2戦は案外だったが、前走を勝って調子を上げて臨む一戦だけに上位食い込みもありそう。
 ◎8グローリーグローリ
 ○5ゼットセントラル
 ▲6スズカゴウケツ
 △2ジェイケイブラック
 △10ゴールドギア
 △9ブローヴェイス
 
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NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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