斎藤修の重賞ピックアップ

【5/21金沢・お松の方賞】強敵不在でエムティアンジェ

 昨年3歳時は順調に使えなかったエムティアンジェだが、冬休み明けの3戦が3、2、3着。それらの相手が、元中央オープンのオヌシナニモノや、金沢の現役最強ハクサンアマゾネスということでは、いずれも健闘といえるもの。ここは強敵不在のメンバーとなって、2歳時以来の重賞タイトルが期待できそう。
 同じく4歳のマーミンラブは、昨年サラブレッド大賞典で2着。冬期は笠松でA1特別勝ちがあり、金沢に復帰してA1特別を3戦、2着と3着が1回ずつ。4歳になっての上昇が期待できそう。
 全国を渡り歩くベニスビーチは、高知、笠松を使われ金沢に戻っての初戦。昨年5月には徽軫賞でネオアマゾネスの2着があり、秋には兵庫クイーンカップを制した。高知でもA-1特別で3着があり能力が高いことは間違いない。ただ負けるときはあっさりというタイプだけに軸としては狙いにくい。
 ティアップブランカは高知から戻ってB級で4連勝。今回、重賞初挑戦で一気の相手強化となるが、1500メートルで1分34秒台の持ちタイムがあるだけに、ここでも勝負になる可能性はある。
 名古屋のA級特別で勝ち負けの実績があるアイメイドイットも上位を狙えそう。
 ネオアマゾネスは1年ほど勝ち星から遠ざかっているが、一昨年の徽軫賞ではハクサンアマゾネスを負かし、昨年連覇を達成しているだけに復活に期待したいところ。
 ◎9エムティアンジェ
 ○4マーミンラブ
 ▲7ベニスビーチ
 △5ティアップブランカ
 △8アイメイドイット
 △1ネオアマゾネス
 
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NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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