斎藤修の重賞ピックアップ

【5/31名古屋・東海ダービー】無敗のダービー制覇なるかセブンカラーズ

 デビューから無傷の7連勝というセブンカラーズは、いずれも危なげのない勝ち方で、2着に大差をつけたのが3回。最小の着差でもゴールドウィング賞での3馬身差。駿蹄賞には出走せず、4月の東海クイーンカップから十分な間隔をとっての参戦。2100mへの距離延長が問題になるとも思えず、これといった新興勢力も見当たらず、負ける要素はなさそう。
 相手筆頭は、門別から名古屋転入後5戦4勝で、うち重賞3勝というリストンの実績が断然。もちろんセブンカラーズ以外では、ということになるが。移籍後ただ一度の敗戦はスプリングカップでセブンカラーズの3着で、その2着が高知のデステージョだから、ここまでセブンカラーズ以外に敵なしという状況。ただし、1頭抜けた馬がいるというメンバーでの相手は難しい。仮にリストンが本気でセブンカラーズを負かしに行けば惨敗ということも考えられなくもないからだ。
 そのほか連下候補は、JRA未勝利から転入して6戦オール連対のマロンアイス。駿蹄賞では、逃げたリストンに4コーナー手前で内から並びかけ、直線は一騎打ちとなったが結局3馬身突き放された。その差をどこまで詰められるか。
 ここに来て3歳特別での2連勝がいずれも強い勝ち方だったペップセ、笠松で8戦4勝、2着2回というワールドミッションらがどんなレースを見せるかだが、このあたりは能力拮抗で3着争いを予想するのは難しい。
 ◎2セブンカラーズ
 ○9リストン
 △3マロンアイス
 △11ペップセ
 △10ワールドミッション
 
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NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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