斎藤修の重賞ピックアップ

【6/1園田・六甲盃】初距離でもラッキードリーム

 ラッキードリームは兵庫移籍後、地方馬同士では5戦5勝で、そのうち重賞3勝。今回初めての2400mが課題となりそうだが、川崎2100mのオープン特別でも逃げ切り4馬身差圧勝という経験。他地区からの遠征5頭は、いずれもこの距離でこそというメンバーが揃ったが、地元の舞台なら負けられない一戦だ。
 高知のグリードパルフェは、重賞初制覇が一昨年の高知県知事賞(2400メートル)で、その後はやや落ち込んだが、今年になって白鷺賞で接戦の3着や、佐賀のはがくれ大賞典勝利、2500メートルのオグリキャップ記念でも南関東勢と接戦の2着と、他地区に遠征して2000メートル以上の重賞で好走を見せてきた。ここもその適性を生かせる舞台だ。
 トーセンブルは一昨年のこのレースを制し、昨年はオグリキャップ記念を勝った。その後、1年以上勝ち星から遠ざかっているとはいえ、名古屋2100メートルの東海菊花賞2着や、大井2600メートルの金盃2着などの好走はある。もともと続けて勝てるタイプではなく、8歳で衰えということでもなさそう。展開ひとつでチャンスはある。
 ヒストリーメイカーは、中央オープンから佐賀移籍初戦となった白鷺賞ではジンギを競り落としての勝利。佐賀に戻って活躍が期待されたが、はがくれ大賞典は8着大敗。前走佐賀スプリングカップは2着だが、リュウノシンゲンに1馬身ならそれなりに内容はあった。あらためてこの距離でこのメンバーで、適性と能力が試される。
 明け4歳初戦で重賞初挑戦ながら新春賞を制したアキュートガール、長距離戦を求めて大井から遠征のウラノメトリア、兵庫大賞典でラッキードリームに半馬身差まで迫ったメイプルブラザーなど可能性を感じさせる馬が多数。
 ◎6ラッキードリーム
 ○9グリードパルフェ
 ▲5トーセンブル
 △12ヒストリーメイカー
 △10アキュートガール
 △8ウラノメトリア
 △11メイプルブラザー
 
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NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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