斎藤修の重賞ピックアップ

【7/16高知・トレノ賞】重賞初制覇の勢いでアポロティアモ

 アポロティアモの躍進が目覚ましい。転入した昨年秋から年明けまで重賞ではやや足りないという成績だったが、3月の御厨人窟賞でモダスオペランディにクビ差2着、そして福永洋一記念で重賞初制覇。さすが中央3勝クラスという実力を見せた。ただ今回は1300メートルという距離適性が試されるところ。
 昨年建依別賞を制したアメージングランだが、秋以降は勝ち星から遠ざかっている。ただ黒潮スプリンターズカップではイグナイターの2着。前走A-2戦2着で復調したと見る。
 グッドヒューマーは一昨年、中央2勝クラスから転入して、下級条件から連戦連勝。昨年末の高知県知事賞は距離的に度外視としても、重賞初挑戦となった大高坂賞では9着だった。しかし前走、5カ月ぶりの休み明けをアメージングラン相手に勝利。重賞初勝利の態勢はととのった。
 サノハニーも下級条件から順調にクラスを上げ、重賞初挑戦となった御厨人窟賞では、モダスオペランディ、アポロティアモに、クビ+半馬身差で3着と健闘の走りを見せた。あらためての重賞でその能力が試される。
 ダノンロイヤルも下級条件から連勝でクラスを上げ、重賞初挑戦となった大高坂賞で2着アメージングランに3/4馬身差で3着。中央時代はダートの中距離を使われていたが、高知移籍後の成績からは距離短縮のほうがよさそう。
 ◎9アポロティアモ
 ○6アメージングラン
 ▲8グッドヒューマー
 △4サノハニー
 △5ダノンロイヤル
 
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NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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