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【7/9佐賀王冠賞】復活期待ヒストリーメイカー

 転入初戦に姫路に遠征した白鷺賞でジンギを負かして以降、いまひとつ歯車が噛み合わない感じのヒストリーメイカー。はがくれ大賞典ではまさかの向正面で失速。ただ佐賀スプリングカップでリュウノシンゲンに1馬身差で食い下がったレース内容を見ると、このメンバーなら勝負になっていい。
 シャンパンクーペは昨年中央オープンから転入して、中島記念でリュウノシンゲンの2着。白鷺賞、はがくれ大賞典は大敗だったが、休養明けの阿蘇山賞で2着。前走小岱山特別では向正面で一気にまくって、スピネル、ウノピアットブリオを完封したレースぶりは復活といえそう。
 2019年から20年にかけて快進撃を見せたウノピアットブリオだが、その後は低迷。ただ今年になってはがくれ大賞典で遠征勢相手の2着好走や、前走水の浮く不良馬場となった小岱山特別でシャンパンクーペの3着に入ったレースぶりを見ると、ここでも上位争いを期待できそう。
 タガノファジョーロは今年2月以降、6戦すべて3着以内と好走しているが、佐賀スプリングカップでは2着ヒストリーメイカーから3馬身差で3着。ここも連下争いまでか。
 ドゥラリュールは、一昨年中央2勝クラスから転入し、このレースを含め6連勝という快進撃があった。昨年も九州チャンピオンシップを制したが、今年休養明けの2戦が差のある結果。初騎乗となる飛田愛斗騎手で復活があるかどうか。
 スピネルは前走小岱山特別が、勝ったシャンパンクーペを追うように伸びて1馬身差2着。ただ近走、それ以外はやや差のある結果で、重賞のこのメンバーに入ってどこまでやれるか。
 ◎1ヒストリーメイカー
 ○7シャンパンクーペ
 ▲6ウノピアットブリオ
 △3タガノファジョーロ
 △8ドゥラリュール
 △9スピネル
 
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NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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