斎藤修の重賞ピックアップ

【8/11園田・摂津盃】転入2戦目でサンライズラポール

 重賞勝ち馬はアキュートガール、シェナキング、ツムタイザンの3頭で、そのうち近1年以内に重賞を勝っているのは新春賞を制したアキュートガールだけ。そのアキュートガールにしても近走やや不振となれば、どの馬にもチャンスがありそうで混戦必至。
 ひとまず7月13日のA1A2特別の上位3頭が中心となりそうだが、中央オープンからの転入初戦で1番人気に支持されるも3着だったサンライズラポールにあらためて期待する。そのレースでは中団で折り合いに専念し、4コーナー手前では先行勢の直後につけたが直線の伸びが案外だった。今回内枠に逃げ馬が2頭揃って前が速くなればレースをしやすいはず。前回の57kgから今回56kgになるのも有利だ。
 そのA1A2特別を逃げ切ったのがタガノウィリアム。ゴール前でツムタイザンに差を詰められたものの、前半エイシンダンシャクにぴたりとつかれる厳しい展開。今回はエイシンダンシャクだけでなく、となりのエイシンアンヴァルもハナを主張しそうで、競り合いになれば前走以上に厳しい展開になるかもしれない。ただマイペースで運べれば連勝の可能性はある。
 ツムタイザンは今年2月の休み明け後も善戦を続けたが、兵庫大賞典では逃げて4着。勝ったのがラッキードリームで、たしかに相手は強かった。今回、逃げ先行馬が揃ったメンバーで、大外枠から好位で溜めて行ければチャンスはある。
 ハナを主張しそうなエイシンアンヴァルは、内のタガノウィリアムの出方次第。重賞はここまで2戦、結果が出ていないが、今回はメンバー的に楽になった。
 9歳のメイプルブラザーは、兵庫大賞典では8番人気ながらラッキドリームに半馬身差まで迫って2着。直線大外からの伸びが目立った。前が競り合って末脚が生かせる流れになれば今回も見せ場以上がありそう。
 ここ3戦結果がでていないアキュートガールだが、まだ4歳と若いだけに立て直してくれば上位争いも。
 ◎3サンライズラポール
 ○1タガノウィリアム
 ▲12ツムタイザン
 △2エイシンアンヴァル
 △10メイプルブラザー
 △8アキュートガール
 
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NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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