斎藤修の重賞ピックアップ

【8/10兵庫ジュベナイルカップ】未勝利でもミナックシアター

 新設の2歳重賞。兵庫ではこれまで9月後半に行われる牝馬の園田プリンセスカップが、2歳戦としては最初の重賞で、その後10月中旬に兵庫若駒賞が行われていた。しかし今年から兵庫若駒賞の時期にネクストスター園田が実施となったため、兵庫若駒賞も8月31日に繰り上げての実施となっている。
 ここまで3戦して2着2回と初勝利には至っていないミナックシアターだが、ここ2戦の2着は、あえて控えて追い出しを我慢して、レースを教えているように見えた。2戦とも、直線での伸びは勝ち馬と遜色がない。特に前走では4コーナーで外に膨れるロスもあった。積極的なレースをすれば勝機はあるとみる。
 スタビライザーはデビューから1400メートル戦を使われて2戦2勝。ともに同じ稍重の馬場で、2戦目ではタイムを1秒詰めた。使われているぶんの上積みは期待できそう。
 1戦1勝の馬では、820メートルのタイムでメンバー中最速のクラウドノイズ。好ダッシュからハナに立つと、直線を向いて竹村騎手はうしろを確認する余裕があり、直線半ばからは流すようにしてのゴール。まだ能力を出し切っていない。
 勝つのはここまで3頭のどれか。
 同じく820メートルのデビュー戦を逃げ切ったハバナビーチ、前走で◎○と差のない3着だったタカヤンテイオー、1400メートルのデビュー戦を逃げ切ったマミエミモモタローらにも可能性はありそう。
 ◎11ミナックシアター
 ○12スタビライザー
 ▲2クラウドノイズ
 △9ハバナビーチ
 △7タカヤンテイオー
 △5マミエミモモタロー
 
 兵庫ジュベナイルカップの出走表はこちら

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斎藤修の重賞ピックアップ
NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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