斎藤修の重賞ピックアップ

【8/8金沢・読売レディス杯】連覇を狙うグランパラディーゾ

 初の遠征競馬となった兵庫サマークイーン賞を勝利した金沢のハクサンアマゾネスだが、地元のこのレースについては「1500メートルは出遅れるから」として出走にはあまり積極的ではなかったが、やはり出てこなかった。
 地元のエースが不在となって吉原寛人騎手が鞍上となるのは、このレース連覇がかかる大井のグランパラディーゾ。今年はここまで2戦。準重賞のティアラカップを勝って、しらさぎ賞ではメンバー中もっとも重い別定57kgを背負って3着なら評価できる内容。今回、3カ月半ぶりの実戦でも連覇の可能性は高いとみる。
 兵庫サマークイーン賞でハクサンアマゾネスの2着だったのが大井のジュランビル。3コーナー手前の勝負どころではハクサンアマゾネスと同じような位置から仕掛けたものの3馬身離された。中央から移籍しての南関東では結果が出ていないが、昨年は金沢のイヌワシ賞で牡馬相手に2着があり、地元の強敵不在ならチャンスはある。
 クリノメガミエースは兵庫サマークイーン賞で直線追い込み、2着ジュランビルから1馬身半差で3着。4月の佐賀ヴィーナスカップでは勝ったジュランビルの3着だったが、展開や位置取り次第で逆転もありそう。
 北海道から遠征のクーファアチャラは、ここ1年は勝ちきれないレースが続いているが、昨年名古屋に遠征しての秋桜賞ではグランパラディーゾ(3着)に先着する2着という実績。能力的に差はない。
 ここのところやや成績が冴えない高知のアンティキティラ、地元勢ではエムティアンジェらが上位食い込みまであるかどうか。
 ◎5グランパラディーゾ
 ○1ジュランビル
 ▲10クリノメガミエース
 △2クーファアチャラ
 △9アンティキティラ
 △3エムティアンジェ
 
 読売レディス杯の出走表はこちら

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NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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