斎藤修の重賞ピックアップ

【8/6盛岡・やまびこ賞】鬼のいぬ間にリッキーナイト

 岩手転入後、無敗のまま二冠を制し、牝馬同士のひまわり賞を大差で圧勝したミニアチュールが不在となっての3歳戦。
 そのミニアチュールに3戦連続で2着がリッキーナイト。スプリングカップが1 1/4馬身差、ダイヤモンドカップが3/4馬身差、そして東北優駿は4馬身離されたが、4コーナーで先頭に立ちかけたミニアチュールに対して、馬群を縫って一気に押し上げ1馬身ほどの差まで迫った。4馬身差は真っ向勝負を挑んでの結果。今回は新興勢力もいるが、岩手の世代ナンバー2はこの馬。岩手二冠を制した半兄グットクレンジングに続いて重賞初制覇のチャンス。
 リッキーナイトを負かすならヴェールトゥマラン。中央未勝利から転入して2連勝中。前走3歳B1戦では、逃げたフジラプンツェルを4コーナーでとらえるとあっさり突き放した。中央ではあと一歩のところで未勝利を勝ち上がれなかったが、ダート1800メートルでは2着1回、3着2回と好走しているだけに、この距離で上積みも期待できそう。
 フジラプンツェルは中央では結果を残せず、岩手に戻っての初戦がヴェールトゥマランの2着。2歳時の実績を考えれば、能力的には勝ち負けだが、1800メートルの距離がどうか。
 プルタオルネは北海道からの移籍初戦。2歳時には船橋の平和賞を制し、前走では芝のオパールカップで3着好走。その実力ならここでも互角にやれていい。
 ダイヤモンドカップで2着リッキーナイトにクビ+2馬身半差だったユウユウレラシオン、佐賀の九州ダービー栄城賞5着から転入初戦となるルーンファクターらは連下争いなら。
 ◎8リッキーナイト
 ○6ヴェールトゥマラン
 ▲11フジラプンツェル
 △7プルタオルネ
 △5ユウユウレラシオン
 △4ルーンファクター
 
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斎藤修の重賞ピックアップ
NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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