斎藤修の重賞ピックアップ

【10/1盛岡・ダービーグランプリ】可能性を信じてベルピット

 36回目の今年で最後となるダービーグランプリへの思いは、「【コラム】クライマックス!ダービーグランプリ」に書いた。
 これを書いたときはまだ枠順発表前で、地元馬の登録は残っていたので、まさか7頭立てという少頭数になるとは思わず。地元馬は佐賀から転入して、やまびこ賞、不来方賞を連勝したルーンファクター1頭のみとなった。
 とはいえ、南関東最後の三冠馬と、ホッカイドウ競馬史上7頭目の三冠馬との対決であることは変わりない。
 無敗のまま中央馬を相手にジャパンダートダービーJpnIを制して南関東三冠馬となったミックファイアはたしかに強い。しかしベルピットも、2歳時に2度の2着はあったが、3歳になってからは4戦全勝。三冠目の王冠賞も、最後は一杯になりながら、2着ニシケンボブに5馬身差をつけ強いレースを見せた。
 ミックファイアを負かせる可能性少なからずあるならベルピットを狙ってみたい。
 サベージが京浜盃を制したとき、森下淳平調教師は、まだ成長途上と話していた。今回は東京ダービー4着以来4カ月ぶりの実戦となるが、広い盛岡コースでの末脚勝負で、成長したレースぶりを見せてくれるかもしれない。
 今年、マンダリンヒーローのアメリカ挑戦は、地方競馬全体にとって大きな収穫だった。しかし帰国後、黒潮盃、戸塚記念は、春にも後塵を拝していたヒーローコールにリベンジを果たすことができず、戸塚記念では決定的な差をつけられた。その帰国後のレースぶりから上積みはどうだろう。
 ◎1ベルピット
 ◯7ミックファイア
 ▲5サベージ
 △6マンダリンヒーロー
 
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斎藤修の重賞ピックアップ
NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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