斎藤修の重賞ピックアップ

【9/17盛岡・ジュニアグランプリ】中央芝で好走のオオイチョウ

 昨年はJBC盛岡開催当日に1着賞金2000万円というダートグレード級の高額賞金で争われたが、今年は600万円。それでも一昨年より200万円増額となっている。
 過去10年、北海道からの遠征馬7勝に、地元岩手勢は3勝。2歳のこの時期の重賞としては地元勢もがんばっている。
 ただやはり北海道勢が強そうで、オオイチョウに期待する。キャリア3戦と、北海道デビュー馬にしては経験が少ないが、1600メートルのウィナーズチャレンジ3着から臨んだ札幌芝のクローバー賞は7着だったが、勝ち馬から1秒2差なら悪い競馬ではない。昨年のラビュリントス、一昨年のモリデンブラック、19年のフジノロケットら、北海道からの遠征で近年このレースを制した馬は、いずれも夏のJRA北海道開催で芝を経験していた。
 マイベネラブルは、デビュー3戦目のアタックチャレンジを勝って、サッポロクラシックカップは7着。ダートでの能力は上位だが、距離延長の1600メートルと初めての芝がどうか。
 トワイライトウェイはここまで門別で4戦1勝、2着2回。唯一連対を外したのが1700メートル戦だけに距離は課題となりそう。
 エイシンコソンテは門別ではデビュー戦のフレッシュチャレンジを勝ったのみだが、岩手移籍初戦となった前走で2つ目の勝ち星。転入2戦目でさらなる上昇を期待したいところ。
 門別で未勝利戦を勝ったのみのルーラーオブダートだが、このメンバーならそれほど見劣らない。
 ユウユウププリエは、デビューから4戦いずれも大敗だったが、芝初挑戦の若鮎賞では直線末脚切れて、あっと驚く快走を見せた。続く前走水沢のビギナーズカップでは再び最下位。ダートはまったく能力を発揮できないようで、あらためて芝での期待。ただ今回は北海道からの遠征馬が強そう。
 その若鮎賞でユウユウププリエにクビ差2着だったのがセイバイラック。デビューから2戦とも盛岡の芝を使われているだけに、この馬も芝での期待。
 ◎9オオイチョウ
 ◯6マイベネラブル
 ▲4トワイライトウェイ
 △1エイシンコソンテ
 △10ルーラーオブダート
 △11ユウユウププリエ
 △8セイバイラック
 
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斎藤修の重賞ピックアップ
NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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