斎藤修の重賞ピックアップ

【9/24ばんえい・銀河賞】4歳三冠を狙ってキングフェスタ

 イレネー記念、ばんえいダービーをともに1番人気で制した世代チャンピオン・キングフェスタは、4歳シーズン一冠目の柏林賞も勝利。8月27日のはまなす賞に名前がなかったので、アレ?と思ったが、なるほどそこを勝ってしまうとここで別定20kg増の760kgを背負うことになるための回避だったと思われる。それで今回は、ヘッチャラ、ツガルノヒロイモノと同じ750kgのトップハンデタイでの出走。2歳シーズン、3歳シーズンはともに二冠にとどまったが、4歳シーズンは三冠を狙ってきた。
 ヘッチャラは、3歳時のばんえいダービーまで、重賞で2着4回、3着3回と勝ち切れないレースが続いたが、4歳になってのポプラ賞で重賞初制覇。柏林賞はキングフェスタの2着に敗れたが、8月のはまなす賞を制した。重賞2勝は、ともにキングフェスタ不在だったが、ここに来ての充実ぶりなら、同じ750kgでも逆転の可能性はある。
 クリスタルコルドは3歳時、ばんえい大賞典、はまなす賞を連勝。ばんえい菊花賞でも3着に入った。8月のはまなす賞3着時は、1着ヘッチャラ、2着ヤマカツエースと10kg差だったが、今回はキングフェスタ、ヘッチャラより20kg軽い730kgは恵まれた。
 ヤマカツエースは、重賞勝ちは2歳時のヤングチャンピオンシップだけだが、ほかに重賞2着2回、3着3回という実績。トップハンデより10kg軽い740kgなら上位争いはある。
 イレネー記念など重賞2着3回のトワイチロは720kg、A1特別を勝って好調のヤマノコーネルは730kg。それぞれ軽量を生かせば上位食い込みも。
 ◎7キングフェスタ
 ◯5ヘッチャラ
 ▲8クリスタルコルド
 △6ヤマカツエース
 △4トワイチロ
 △1ヤマノコーネル
 
 銀河賞の出走表はこちら

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NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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