岩鷲賞ではまさかの3着に敗れたキラットダイヤ。先行3頭一団の2番手から直線を向いて先頭に立ったときはいつものようにぶっちぎるのかと思って見ていたが、坂のあたりで行き脚が鈍り、後ろからきたトーセンキャロルに交わされたばかりか、4コーナーまで先頭のハナレイにも差し返されてしまった。とはいえ短距離の重賞で安定して成績を残している馬がほかにいるわけでもなく、八分程度の能力を出せれば、このメンバーなら勝てるはず。
アップテンペストは、3歳の名古屋在籍時より中距離を中心に使われ重賞でも結果を残したが、昨年のこのレースで4着に入って以降、マイル以下を使われるようになった。岩鷲賞ではキラットダイヤらと先行して直線失速したが、その後、クラスターカップJpnIII(13着)は度外視としても、盛岡・水沢のスプリント特別を3戦して1勝、2着2回。無理に勝ちにいかなければ上位争いは可能。
岩鷲賞では直線で並ぶまもなく先行勢を交わし去って快勝したトーセンキャロルだが、昨年9月に2000メートルのOROオータムティアラを制して以降、馬券にからんだのはそれだけ。あらためて真価を問われる一戦だ。
B級からA級に昇級してもマイル以下で好走を続けるノースリュシオル、前走初めてのオープン戦(ハヤテ特別)を制したボーンブレジーヌらは、重賞実績馬を相手にどこまでやれるか。
◎9キラットダイヤ
◯7アップテンペスト
▲2トーセンキャロル
△6ノースリュシオル
△1ボーンブレジーヌ
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