斎藤修の重賞ピックアップ

【10/27園田・兵庫クイーンカップ】再度園田でハクサンアマゾネス

 ハクサンアマゾネスが、兵庫サマークイーン賞以来、再度の園田遠征。その兵庫サマークイーン賞は、金沢所属としては初めての他地区遠征ながら、大井のジュランビルに3馬身差をつける完勝で1番人気にこたえた。続く名古屋の秋桜賞でも期待されたが、放牧から戻って仕上がり途上とのことで能力を発揮できなかった。今回は前走牡馬相手のA1特別を9馬身差で圧勝しての遠征。兵庫サマークイーン賞からの距離延長は、スタートに不安があるこの馬にとってはむしろプラス材料。牝馬同士ならあらためて能力の高さを示す舞台だ。
 地元期待は、古馬重賞初挑戦となるスマイルミーシャ。あらためて言うまでもないが、ここまで9戦して、負けたのは菊水賞での2着だけ。古馬相手にもB1特別で5馬身差の圧勝だった。ハクサンアマゾネスの兵庫サマークイーン賞の勝ちタイム1分53秒3に対し、スマイルミーシャは同じ園田1700メートルで1分52秒台を2度マークしている。あとは古馬一線級との対戦でどうか。ハクサンアマゾネスと隣の枠に入ったことも見どころになりそう。
 園田で活躍が目立つ高知勢。兵庫ゴールドカップを8番人気で制したダノンジャスティスは見事だった。アンティキティラは昨年のこのレースで3歳ながら1番人気に支持されベニスビーチに3/4馬身差で惜しくも2着。今年に入って勝ち星こそないが、金沢の読売レディス杯、名古屋の秋桜賞でともに2着と遠征で好走を見ているだけに侮れない存在だ。
 前走初めてのA1A2特別で牡馬相手に2着と好走したソニンクヴァース、兵庫サマークイーン賞3着だったクリノメガミエース、重賞初挑戦で距離も未知数だがグリージャらも連下争いなら。
 ◎9ハクサンアマゾネス
 ○10スマイルミーシャ
 ▲2アンティキティラ
 △4ソニンクヴァース
 △6クリノメガミエース
 △7グリージャ
 
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斎藤修の重賞ピックアップ
NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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