斎藤修の重賞ピックアップ

【10/29盛岡・プリンセスカップ】遠征で連勝狙うコモリリーガル

 頭数は14頭と揃ったがが、地元勢で勝負になるのは限られそう。昨年は地元のフジラプンツェルが1番人気にこたえて制したが、今年はやはり北海道勢が中心となりそう。
 コモリリーガルは初勝利が4戦目とかかったが、そこから3連勝で園田に遠征して園田プリンセスカップを勝った。ぴたりと2番手から楽に先頭に立って完勝。2馬身差で2着だったシトラルテミニは、その後金沢シンデレラカップを勝った。今回初めての左回りさえクリアすれば能力は高い。
 相手も北海道のサウスヴィル。2走前のフローラルカップは最後方から向正面でまくって出て、4コーナーでは先頭をとらえようかという場面があった。さすがに直線では息切れしたが、厳しい競馬をした経験は生きるはず。ただスタートがよくなく後方からとなってしまうため、距離短縮でどうか。
 もう1頭北海道のプレストマーヴェルは、前走ウィナーズチャレンジではスタートいまいちで後方からとなり、4コーナーでは先団にとりついたが、直線はじりじりとしか伸びずに4着。3走前の2歳オープンは、クビ、クビ差という接戦の3着だったが、勝ったジュデシャンスは、園田プリンセスカップに遠征し、コモリリーガルから12馬身離れて3着。その比較からよほど力をつけていない限り、勝ち負けまではどうだろう。
 地元馬ではセイバイラックに期待か。前走芝の予定がダート変更となったことでダート初出走となって8馬身差の圧勝。上位食い込みがあるかどうか。
 川崎のオトメノネガイは、前走5馬身差の圧勝だったが、4キロの減量騎手に加え、メンバーのレベルもいまいちだった。北海道からの遠征勢を相手にどうだろう。
 ◎14コモリリーガル
 ◯9サウスヴィル
 ▲2プレストマーヴェル
 △1セイバイラック
 △7オトメノネガイ
 
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NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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