斎藤修の重賞ピックアップ

【11/19盛岡・北上川大賞典】距離適性に期待してゴールドギア

 盛岡開催最終週の重賞は北上川大賞典。昨年から2600メートルに距離延長され、現在の地方競馬では大井・金盃とともに最長距離の重賞。どの馬にも経験の少ない距離だけに混戦となりそう。
 ゴールドギアは中央では芝2000メートル以上を中心に使われオープン勝ちの実績。岩手転入後も芝重賞で上位争いの活躍だが、ダートのあすなろ賞でも2着に好走。ダートもこなせるのであれば、距離適性に期待してみたい。
 スズカゴウケツは名古屋から再転入した今シーズン、前走でようやく初勝利を挙げたが、シアンモア記念、みちのく大賞典でともに2着の好走があった。2000メートル以上の実績は少ないが、調子を上げて臨むのであれば、再度好走が期待できる。
 フレイムウィングスは地方に移籍してからはマイル前後を中心に使われているが、みちのく大賞典3着から臨んだマーキュリーカップJpnIIIでは着順こそ6着でも地方馬最先着。前走条件交流の東京カップけやき賞でも中央勢上位独占かという中で3着に食い込んだ。距離がこなせれば能力は上位といえそう。
 このレースでメンバー中唯一、実績があるのがレールガンで、一昨年2着に昨年が3着。今シーズンは春にB1で2勝、前走A三組で勝利を挙げたまでという成績では、格付的には劣勢だが、このレースとの相性に期待する。
 マイネルアンファンは大井から転入した今シーズン、岩手で10戦して3着以内を外したのは2回だけ。4年も前ではあるが、中央では東京ダート2100メートルを勝った経験があり、この距離であっと言わせる場面はあるかもしれない。
 ノーブルサターンは、昨年末に大井から転入してトウケイニセイ記念、桐花賞と連勝し、今シーズンもシアンモア記念を勝った。ただその後の成績からはあまり強くは推せない。巻き返しがあるかどうか。
 ◎7ゴールドギア
 ◯10スズカゴウケツ
 ▲4フレイムウィングス
 △5レールガン
 △11マイネルアンファン
 △1ノーブルサターン
 
 北上川大賞典の出走表はこちら

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斎藤修の重賞ピックアップ
NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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