斎藤修の重賞ピックアップ

【11/26ばんえい・ドリームエイジカップ】4歳二冠キングフェスタに期待

 銀河賞をトップハンデで制したキングフェスタは、2カ月ぶりの実戦となった前走では障害で手間取るなどして4着だったが、9月のオープン・マロニエ賞ではアオノブラック相手に10kg軽いだけの重量差で圧勝してみせた。今回はひと叩きしての上積みが見込め、別定10kg増の770kgならチャンスは十分といえそう。
 相手には同じ4歳のヤマカツエース。こちらもオープンの狩勝賞で、重量差はあったもののメムロボブサップの2着という実績。銀河賞ではキングフェスタと10kg差で2着だったが、今回同じ10kg差でも展開ひとつで逆転のチャンスがないとはいえない。過去5年、4歳でこのレースを勝ったのは2頭いて、2019年アアモンドグンシン、20年アオノブラックは、ともに銀河賞2着からの勝利だった。
 ゴールドハンターは今シーズン、ばんえいグランプリ2着、北見記念3着と、古馬重賞戦線でいよいよタイトルを狙えるところまできた。
 メジロゴーリキは、今シーズン勝ち星こそないものの、2着5回、3着2回と惜しいところで勝てていないだけ。昨年と同じ770kgで連覇を狙う。
 前走3着で復調気配を見せたコマサンブラックはシーズン終盤に向けて弾みをつけたいところ。
 7歳世代は、メムロボブサップ、アオノブラックの2強が揃って不在となったことで、出番が巡ってきたのがインビクタ。トップハンデでこのレース初出走となる。
 過去5年では、5年前こそ2番人気のオレノココロが勝ったが、その後は5、5、7、6番人気馬が勝ち、3連単10万円以上の配当が3回と、一筋縄ではいかない高配当が期待できるレース。人気馬から絞るのではなく手広く狙ってみたい。
 ◎4キングフェスタ
 ◯6ヤマカツエース
 ▲9ゴールドハンター
 △2メジロゴーリキ
 △8コマサンブラック
 △1インビクタ
 
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NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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