中央2勝クラスから転入したジョンソンテソーロが、B級ではあるが1400メートル戦を2連勝。初戦は2着に7馬身差、そして前走さざんか賞でも2番手から向正面で抑えきれないような手応えで先頭に立つと、直線でもほとんど追われることなく2着に8馬身差。その勝ちタイムは1分28秒6。近年の古馬1400メートルの重賞の勝ちタイムをみると、おおむね1分28?29秒。そのタイムを楽々とマークしたのだから、いきなりでも重賞で勝ち負けできるレベルにあるといえるだろう。
リュウノシンゲンは、休み明けだった前走で地元馬相手に初めての惨敗。ここは中島記念に向けてのひと叩きかもしれないが、1400メートルの吉野ヶ里記念を連覇している短中距離の古馬チャンピオンとして無様なレースはできない。
このレース連覇がかかるのがダイリンウルフ。今年夏には門別に移籍し、3戦目となったマイルのA1特別を勝って佐賀に戻ってきた。その前走でも騎乗していたが、今年も期間限定騎乗の石川倭騎手で臨む。
キングキャヴィアは昨年末に中央3勝クラスから転入し、しばらく目立った成績が残せなかったが、10月の佐賀オータムスプリントで最低人気ながら佐賀では初めて馬券圏内の3着に好走。続く1300メートルの周防灘賞で3着、そして前走1400メートルの有明海賞で佐賀初勝利となった。その勝ちタイムが良馬場1分28秒3という好タイムで、いよいよ調子を上げてきた。
ロンドンテソーロは吉野ヶ里記念こそ6着だったが、その後は5戦して3勝、2着1回。1400 メートルでも勝利したが、好成績はより短い距離で、中央・大井での計5勝も1200メートル以下だったことを考えると、1400メートルはちょっと長いかもしれない。
◎9ジョンソンテソーロ
◯2リュウノシンゲン
▲12ダイリンウルフ
△10キングキャヴィア
△8ロンドンテソーロ
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