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【12/20園田・兵庫ゴールドトロフィーJpnIII】復帰した武豊騎手でセキフウ

 セキフウは今夏のエルムステークスGIIIが、2歳時の兵庫ジュニアグランプリJpnII以来1年8カ月ぶりの勝利。日本テレビ盃JpnIIでもウシュバテソーロの4着は好走といえる内容。3歳以降は1600?1800メートルを中心に使われているが、園田1400メートルは兵庫ジュニアグランプリJpnIIを勝った舞台。ケイアイドリーのトップハンデ59.5キロに対して58キロなら斤量的にもチャンスといえる。先日怪我から復帰し、エルムステークスGIIIの鞍上でもあった武豊騎手にも期待だ。
 マルモリスペシャルは前走ギャラクシーステークスで初騎乗となった田口貫太騎手が見事に直線差し切りを決めた。地方コースは条件交流で門別の経験が1度あるだけだが、田口騎手は笠松7勝、園田でも1勝と小回りコースをかなり経験しているだけに、この舞台でも期待できそう。
 このレースは過去22回すべてJRA勢が勝っているが、ハンデ戦でもあり、近10年で地方馬は2着・3着各5回と好走は多数。今回地方馬での期待は地元のタイガーインディ。前走が転入4戦目での初勝利だが、園田1400メートル(良)の勝ちタイムが1分28秒1。近年のこのレースの勝ちタイムが1分27秒前後で、今回はその前走より3キロ軽い53キロというハンデなら上位争いの可能性は十分。
 55キロでサマーチャンピオンJpnIIIを制したサンライズホークだが、このメンバー相手に今回57キロでどうだろう。
 道営スプリントを制したスティールペガサスは、北海道スプリントカップJpnIII・3着、クラスターカップJpnIII・5着というグレード実績があるが、2歳時の兵庫ジュニアグランプリJpnII(4着)以来となる園田1400メートルの舞台でどうだろう。
 北海道スプリントカップJpnIIIを制したケイアイドリーだが、その後の東京盃JpnII、JBCスプリントJpnIが一線級相手とはいえ案外な成績。それでトップハンデ59.5キロはいかにも厳しい。連下争いまで。
 ◎10セキフウ
 ◯6マルモリスペシャル
 ▲2タイガーインディ
 △9サンライズホーク
 △7スティールペガサス
 △3ケイアイドリー
 
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NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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