斎藤修の重賞ピックアップ

【1/14高知・大高坂賞】短距離路線快進撃アポロティアモの復帰戦

 昨年大晦日の高知県知事賞は、ユメノホノオとガルボマンボの一騎打ちとなって、高知競馬の1年を締めくくる集大成のようなレースとなったが、昨年秋までマイル以下の路線で圧倒的な強さを示していたのがアポロティアモ。春は黒潮スプリンターズカップ4着、御厨人窟賞2着と重賞では勝ちきれなかったものの、5月から快進撃が始まった。福永洋一記念、トレノ賞、建依別賞と重賞3連勝。園田に遠征した園田チャレンジカップでは2着に敗れたものの、果敢に勝負を挑んで負かされた相手がイグナイターということでは、負けてなお強しという印象だった。しかし11月、断然人気に支持された黒潮マイルチャンピオンシップでは2番手を追走したものの直線ばったり止まってガルボマンボの4着。春から使い詰めだった疲れがあったようだ。その後、休養して今回は約2カ月ぶりの実戦。能力最上位は間違いないが、どこまで調子を戻しているか。
 グッドヒューマーも昨年の重賞戦線で上位を賑わした。トレノ賞、建依別賞ではアポロティアモの後塵を拝してそれぞれ3着、2着だったが、そのライバルが不在となった1900メートルの珊瑚冠賞を制した。そして黒潮マイルチャンピオンシップでは、逃げてレースを引っ張り直線でも先頭だったが、ガルボマンボに1馬身差2着。アポロティアモと同じくそれ以来の実戦となる。対戦成績ではアポロティアモに分があるが、能力差はそれほどない。休み明けの状態、仕上がりがどうかという勝負になりそうだ。
 ロイズピークは準重賞とA級戦で3連勝中。一昨年3歳秋の土佐秋月賞(5着)以来の重賞挑戦で、実績2頭にどこまで迫れるか。この馬を含め真ん中あたりの枠に先行馬が揃っただけに展開やペースもカギになりそう。
 好調ナムラボス、ケプラーは、一気の相手強化となる重賞初挑戦でどこまでやれるか。
 ◎12アポロティアモ
 ○4グッドヒューマー
 ▲5ロイズピーク
 △6ナムラボス
 △7ケプラー
 
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NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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