斎藤修の重賞ピックアップ

【1/6佐賀若駒賞】実績断然トゥールリー

 佐賀デビューの明け3歳馬による争いで、2014年に3歳オープンの一般戦としてスタートし、昨年準重賞に、そして今年から重賞に格上げとなった。
 トゥールリーはここまで9戦して馬券圏内を外したのが中央芝に挑戦したフェニックス賞のみ。重賞では九州ジュニアチャンピオンを制し、ネクストスター佐賀が3着、カペラ賞が2着。いずれも負けても勝ち馬からコンマ6秒以内の差と、地元佐賀では崩れることがない。ほかに重賞で上位入着経験があるのは、カペラ賞でトゥールリーから7馬身離されて3着だったカシノルーカスのみというメンバーでは、中心は揺るぎない。
 相手筆頭はデッドフレイ。アルデバラン特別では唯一、直線でトゥールリーに食い下がって1馬身半差。今回は初めての中距離1750メートル戦で、その能力を発揮できるかどうか。
 前述のとおりカシノルーカスはカペラ賞で3着。この馬も前走、2歳-2組の一般戦ではあるものの、トゥールリーに2馬身半差で2着と健闘した。
 フークファンタジーは、重賞ではカペラ賞での5着が最高という成績だが、11月のベテルギウス賞ではカシノルーカスに5馬身差をつけて圧勝。続く前走フォーマルハウト賞は8着だったが、遠征馬相手だっただけに佐賀デビュー馬限定のここでは見直したい。
 サガノオウマサンはここまで7戦して3着以内を外したのが一度だけで、ここ2戦はトゥールリー相手に3着。ここでも馬券圏内は狙えそう。
 ロトプレシャスはデビューから2連勝。ただ前走1400メートルの勝ちタイムが重馬場1分31秒2タイムで、このメンバーで勝ち負けするには1秒以上タイムを詰める必要があり、さらなる上昇が求められる。
 ◎10トゥールリー
 ◯3デッドフレイ
 ▲6カシノルーカス
 △11フークファンタジー
 △1サガノオウマサン
 △12ロトプレシャス
 
 佐賀若駒賞の出走表はこちら

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斎藤修の重賞ピックアップ
NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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