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【2/15姫路・白鷺賞】前走の雪辱ラッキードリーム

 ラッキードリームの前走、園田金盃は、抜群の手応えで4コーナーで先頭に立ってそのまま突き抜けるような勢いだったが、直線の伸びが案外。スマイルミーシャ、ツムタイザンに交わされてしまった。蹄を気にしていたとのことで、それが解消していれば、これまでの実績から実力最上位は疑いようのないところ。
 ミステリオーソは中央オープンで頭打ちという成績で転入。初戦はスタートいまいちだったものの、3コーナーから一気のまくりで直線ウインドケーヴを競り落とした。前走A1特別でも1番人気に支持されたものの、前半ずっと口を割って折り合いを欠いてしまい、直線追い比べで伸びなかった。陣営は折り合いについての対処もしてくるようで、スムーズに運べればチャンスはある。
 昨年6月の六甲盃でラッキードリームを負かしたのが高知のグリードパルフェ。3コーナーから馬体を併せての一騎打ちをグリードパルフェがアタマ差で制し、3着馬には大差をつけた。グリードパルフェは昨年の白鷺賞では際どい3着で、佐賀のはがくれ大賞典を制した。いかにも高知の馬らしく遠征で能力を発揮する。ただ今回は1番枠。今の姫路は内をかなり開けて走っていて、馬番別のデータを見ても1?4番あたりの成績は明らかによくない。長丁場だけに早めに外に持ち出せればいいが、内に包まれると厳しいかもしれない。
 昨年の摂津盃で復活を果たしたツムタイザンは、園田金盃ではスマイルミーシャと馬体を併せるようにして直線伸び、2着ではあったもののラッキードリームには先着。新春賞4着は57.5キロのハンデを考えれば仕方ない。押し出される形での△で、ここまで4頭の勝負。
 ◎9ラッキードリーム
 ◯7ミステリオーソ
 ▲1グリードパルフェ
 △11ツムタイザン
 
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NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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