斎藤修の重賞ピックアップ

【2/12佐賀記念JpnIII】アメリカの経験生かしてマンダリンヒーロー

 中央勢は地方のこの距離で実績のある馬たちが揃ったが、昨年アメリカに遠征したマンダリンヒーローに期待する。中央馬とは初対戦となるが、アメリカのダートで厳しいレースをしてきた経験は生きるはず。4カ月の充電期間での成長にも期待したい。
 実績的にはグランブリッジが最有力といえそう。昨年のスパーキングレディーカップJpnIIIでは4着だったが、他馬より3kgも重い58kgという斤量に加え、1600メートルは距離不足。前走名古屋グランプリJpnIIでは、浦和記念JpnIIから連勝となったディクテオンに2馬身差2着なら、今回のメンバーなら中心視できる。
 一昨年このレースを制したのがケイアイパープル。地方の小回り2000メートル級のレースを中心に使われ、1年以上勝ち星から遠ざかっているとはいえ、それほど崩れることもない。強敵相手の前走JBCクラシックJpnIは度外視として、8歳でもこのメンバーならまだまだ互角に戦える。
 メイショウフンジンは重賞勝ちこそないもののやはり地方の2000m級の舞台で好走。ただここ2戦、浦和記念JpnII、名古屋グランプリJpnIIでやや離されての結果が気になるところ。
 ノットゥルノは3歳以降、大井以外の地方では結果を残しておらず、59kgという斤量もいかにも厳しい。
 キリンジは、兵庫チャンピオンシップJpnII、ジャパンダートダービーJpnIで2着だったが、ともにやや差のある結果。休み明けの東海ステークスGIIを使っての上がり目があれば馬券圏内も。
 ◎1マンダリンヒーロー
 ◯2グランブリッジ
 ▲12ケイアイパープル
 △3メイショウフンジン
 △11ノットゥルノ
 △7キリンジ
 
 佐賀記念の出走表はこちら

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斎藤修の重賞ピックアップ
NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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