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【3/17ばんえい記念】連覇をかけてメムロボブサップ

 昨年のばんえい記念を制したメムロボブサップの今シーズンは、14戦10勝、2着2回で重賞3勝。シーズン最初の重賞ばんえい十勝オッズパーク杯こそきわめてめずらしく障害に苦戦して8着だったが、それ以外で勝てなかった北見記念2着、帯広記念2着、チャンピオンカップ5着は、シーズン後半の重賞でいずれもトップハンデを背負ってのもの。抜群に安定した成績を残してきたメムロボブサップだけに連覇の可能性は高い。
 一昨年の覇者メジロゴーリキはこれが引退レースとなるようだ。今シーズンは帯広記念で挙げた1勝のみだが、一昨年ばんえい記念を制したシーズンも岩見沢記念での1勝のみだった。近走は負けても勝ち馬とは数秒差でゴールしておりレース内容は悪くない。メムロボブサップより障害を先に越えればチャンスはある。
 昨年、障害を先頭で越えたものの、ゴール寸前でメムロボブサップに交わされ惜しくも2着だったのがアオノブラック。今シーズンから金田利貴騎手が主戦となって、岩見沢記念、北見記念、チャンピオンカップとシーズン後半の重賞で3勝を挙げたということでは、やはり高重量戦でこそ。一昨年3着、昨年2着で、今年は果たして......。
 ここまで3頭、順番は違うものの、一昨年、昨年と同じ3頭の勝負になる可能性が高い。
 その3強のいずれかが障害で苦戦するなどした場合の馬券圏内候補として、旭川記念、岩見沢記念ともに3着で、帯広記念でも4着など、古馬重賞で常に掲示板内を確保したコマサンエース。そしてシーズン後半に調子を上げて帯広記念では障害先頭で越えて惜しくも3着だったコウテイ。この2頭は、来シーズン以降の重賞戦線でも期待ともなりそうだ。
 ◎10メムロボブサップ
 ◯4メジロゴーリキ
 ▲7アオノブラック
 △6コマサンエース
 △1コウテイ
 
 ばんえい記念の出走表はこちら

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NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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