斎藤修の重賞ピックアップ

【3/24水沢・あやめ賞】水沢で3連勝レッドオパール

 近年、岩手では3月の開幕が年を追うごとに少しずつ早くなっていて、今年は10日に特別開催が始まった。そして4月に行われていたこのあやめ賞も、昨年から3月に繰り上げての実施となっている。
 岩手のこの世代は圧倒的な強さで5連勝の牡馬フジユージーンが断然だが、それ以外は混戦といえるような状況。そんななか牝馬では門別1勝から転入したレッドオパールが水沢で3連勝。ただ前走の奥州弥生賞は直線3頭の追い比べとなって、オフビート、セイバイラックに食い下がられていただけに、ここも勝ち切るには上積みが必要。
 その奥州弥生賞で3着だったセイバイラックはここまで1勝のみだが10戦してすべて4着以内とほとんど崩れることがない。12月の寒菊賞ではレッドオパールの2着、金杯では今回不在となったリトルカリッジの2着など、重賞でも常に上位争い。勝ちきれないながら能力上位は間違いない。
 カリフィアは7月の新馬戦を勝ったあと勝ちきれないレースが続いていたが、12月の阿久利黒特別では2着オフビートに6馬身差をつけて逃げ切った。今回半数以上の馬が冬休み明けに1戦使われている中で、阿久利黒特別以来の休み明けがどうかだが、そのレースぶりからは能力面で差はなさそう。
 マルーントリックは門別2勝から転入して水沢で3戦、勝ち星こそないものの、寒菊賞がレッドオパールの3着で、金杯は2着セイバイラックにクビ+3/4馬身差で4着。この馬も冬休み明け初戦だが、能力を出せる状態であれば一発あっておかしくない。
 阿久利黒特別、奥州弥生賞でともに2着だったオフビート、金杯5着以来だがここまで掲示板を外していないミヤギシリウスらも展開次第でチャンスはある。
 ◎11レッドオパール
 ◯1セイバイラック
 ▲2カリフィア
 △7マルーントリック
 △8オフビート
 △5ミヤギシリウス
 
 あやめ賞の出走表はこちら

この予想印で投票
斎藤修の重賞ピックアップ
NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
この記事をシェアする

他の予想ブログ

地方競馬ブログTOP