斎藤修の重賞ピックアップ

【4/29園田・兵庫チャンピオンシップJpnII】ネクストスターからギガース

 ギガースはとにかく前走川崎のネクストスター東日本の勝ち方がよかった。逃げたライゾマティクスをぴたりと2番手でマークし、余裕の手応えのまま3コーナー過ぎでとらえにかかると、直線では後続を寄せ付けず。早めに抜け出したため直線は遊んでいたということだから、余裕の圧勝だった。雲取賞7着は、1番枠でスタート後に包まれ後方まで位置取りを下げてしまっただけに度外視としていいだろう。中央勢が相手なら早めに抜け出して遊んでしまうようなこともないと思われ、小回り1400メートルは能力を発揮できる舞台だ。
 相手は当然中央勢ということになるが、チカッパの前走は行きたがるような手応えを抑えながらの2番手で、逃げたジョージテソーロを競り落とした内容は評価できる。いかにも短距離でというタイプで、あとは園田の小回りコースへの対応がカギになる。
 エコロガイアは、前走ブルーバードカップJpnIIIはゴール前でアンモシエラにとらえられたが、血統的にこの馬も距離短縮であらためての評価。
 兵庫ジュニアグランプリJpnIIを制したイーグルノワール、バイオレットステークスを完勝したエートラックスも能力的に差があるというわけではなく、押し出される形での△。
 クルマトラサンはニューイヤーカップでギガースに半馬身差で食い下がったという実力。砂を被るとよくないというだけに、外枠に入った今回は好位の外につければ粘り込む場面はあるかもしれない。
 ◎7ギガース
 ○1チカッパ
 ▲6エコロガイア
 △5イーグルノワール
 △3エートラックス
 △9クルマトラサン
 
 兵庫チャンピオンシップJpnIIの出走表はこちら

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斎藤修の重賞ピックアップ
NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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