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【5/26佐賀・栄城賞】二冠狙うウルトラノホシ

 新たなダート三冠に挑んだウルトラノホシは、あと一歩のところで羽田盃JpnIの優先出走権に手が届かず。とはいえ羽田盃JpnIはフルゲートにならなかったばかりか8頭立ての少頭数ゆえ「出る」といえば出られたと思われる。しかしながら地元の三冠に矛先を変え、危なげなく一冠目の佐賀皐月賞を奪取した。中団追走からペースが上がった向正面では前が壁になったものの、鞍上の石川倭騎手は慌てず騒がず。3コーナーで馬群がばらけるのを待って余裕で抜け出した。距離延長でのマイナス面はなく、二冠の可能性はかなり高い。
 相手は佐賀皐月賞の2〜4着馬だろうが、絞るのは難しい。トレベルオールは後方追走から3コーナーでもまだ8番手。そこから一気にまくってウルトラノホシを上回る上り3Fのタイムで差を詰め3着。展開には左右されそうだが、距離伸びてプラスはこの馬だろう。
 2着は10番人気だったデッドフレイ。向正面で早めに内から積極的に仕掛けていって、最後まで行き脚衰えず2着を確保した。佐賀デビューでこれまで4着以内を外しておらず、あくまでも結果論ではあるが、その成績を見ると、佐賀皐月賞はなぜそれほど人気がなかったのだろうと思える。距離をこなせるのは間違いなく、今回も展開ひとつで上位争い。
 佐賀皐月賞では2番手から向正面で一旦は先頭という、勝負にいって4着だったのがトゥールリー。ただ血統的にさらなる距離延長はちょっと不安。
 カシノルーカスは佐賀皐月賞では3番手を追走して勝負どころで後退したように、距離に不安がある。ただ前走1300メートル戦とはいえ古馬B級での2着は評価でき、スローに流れれば粘り込む場面はあるかもしれない。
 佐賀皐月賞では差のある5着だったケンタッキーグレイだが、門別時代も1700メートルのウィナーズチャレンジで2着があったように、この距離で見直す余地はある。
 ◎5ウルトラノホシ
 ◯3トレベルオール
 ▲8デッドフレイ
 △4トゥールリー
 △12カシノルーカス
 △6ケンタッキーグレイ
 
 栄城賞の出走表はこちら

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NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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