斎藤修の重賞ピックアップ

【5/9笠松・新緑賞】中5日でもミトノウォリアー

 5月3日の駿蹄賞で人気になりながら馬券にからめなかったミトノウォリアー、スティールアクターが、なんと中5日という連闘で揃って出走してきた。勝負にならなかったぶん、消耗も少なかったということだろうか。能力上位は間違いないが、スティールアクターが別定58kg、ミトノウォリアーが57kgを背負うという設定がなんとも難しい。
 57kgならこなせるとみてミトノウォリアーに期待する。笠松では2月にゴールドジュニアを制したという実績。駿蹄賞では早めに勝負に出て3コーナー過ぎで一旦は先頭に立ったものの直線失速。中5日で立て直してくるかどうか。
 2番手評価は笠松のアコー。ゴールドジュニアは9着惨敗だったが、そもそもムラ駆けのタイプで、ラブミーチャン記念も大敗しているので1600メートルは距離が長かったとも考えられる。今回はこれまで安定して結果を残している1400メートルで、前走古馬B7組で2着好走も評価できる。
 スティールアクターは出走取消の影響もあったか駿蹄賞は7着惨敗。別定58kgはさすがに厳しいと見て▲まで。
 2歳時はデビューからネクストスター笠松まで5連勝という快進撃を見せたワラシベチョウジャ。前走ネクストスター中日本8着は、早めに前にとりついて、やはり直線失速してしまった。5戦4勝、2着1回とオール連対している笠松1400メートル戦に戻るだけに巻き返しに期待だ。
 ブルーチースは12月のジュニアキングを勝って以来5カ月ぶりの実戦でどこまで仕上がっているか。
 ネッサローズは5カ月ぶりの前走3歳初戦で僅差4着好走。叩き2戦目での上昇があるかどうか。
 ◎9ミトノウォリアー
 ◯8アコー
 ▲7スティールアクター
 △3ワラシベチョウジャ
 △2ブルーチース
 △6ネッサローズ
 
 新緑賞の出走表はこちら

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NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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