斎藤修の重賞ピックアップ

【6/2水沢・ウイナーカップ】初タイトル狙うバウンスライト

 バウンスライトは中央未勝利から転入し、3歳の下級クラスを連勝したあと挑戦したイーハトーブマイルでは4コーナーでまだ8番手という位置取りから直線よく伸びて3着に好走。今回、ウイナーカップを制したレッドオパールは不在となって、そのときのメンバーから相手強化という感じもないだけに重賞初制覇のチャンスと見る。
 ミヤギシリウスは、イーハトーブマイルは5着だったが、冬休み明け初戦のあやめ賞を制し、留守杯日高賞では、その後イーハトーブマイルを制するレッドオパール(3着)に次いでの4着。デビュー以来、掲示板を外したことがないという安定したレースぶりなら、ここでも確実に上位を狙える。
 コンバットスプーンはイーハトーブマイルでは9番人気という低評価ながら、バウンスライトに先着しての2着。スローペースの単騎逃げという展開に恵まれた感があり、あらためて実力が問われるところ。
 リトルカリッジは11月に太夫黒特別を勝ってきっかけをつかむと、年末の金杯では好位からゴール前で抜け出し重賞初勝利。今シーズン重賞で3戦して結果が出ていないが、巻き返しのかかる一戦。
 サンエイキャノンはスプリングカップでリトルカリッジ(4着)に先着する3着だったがものの、その後、盛岡コースに替っての2戦が惨敗。好成績の水沢に戻ってどうか。
 マルケイフォルテは盛岡芝のデビュー戦3着あと、ダートを使われ6戦オール連対。重賞初挑戦の今回は一気の相手強化で、ここで勝ち負けには水沢1400メートルの持ちタイムを1?2秒縮める必要がありそうだが、果たして。
 ◎10バウンスライト
 ◯8ミヤギシリウス
 ▲2コンバットスプーン
 △1リトルカリッジ
 △9サンエイキャノン
 △7マルケイフォルテ
 
 ウイナーカップの出走表はこちら

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NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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